【産後・痩身・産後骨盤】知っておきたい流産・早産｜所沢のママへ

2018/01/26

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本日は流産・早産についてのお話です。

「流産・切迫流産」

―切迫流産の症状と治療法―

切迫流産とは、流産の兆候がある状態のことを言います。ここでは、流産にならないために適切な対応をとることが必要です。ここで気になるのは赤ちゃんの状態ですが、流産の兆候があっても赤ちゃんは元気であり、心拍を確認することもできます。妊娠22週未満に出血や下腹部痛など、流産の兆候はあるものの、なんとか持ちこたえている状態です。この時点で子宮口はまだ開いていません。切迫流産の症状はお腹の痛みと張り、出血、基礎体温の低下などです。出血は少量のことが多く、おりものに血が混じった程度のものもあります。また、出血が続いてしまう場合もあります。

流産・切迫流産の原因は様々ありますが、治療の基本は安静になります。冷えや疲労などの母体への負担、絨毛膜下血腫、子宮頸管無力症などが主な原因となりますが、特にこれといった原因がない場合もあります。切迫流産と診断されてしまったとしても、安静にしているうちに出血やお腹の痛みがなくなれば、危機を回避できているケースもあります。症状に関しては、「出血が多い」「お腹の痛みが強い」などの場合には、入院をしたり、張り止めの薬（子宮収縮抑制剤）などを使ったりすることもあります。予防の方法としては「身体を冷やさない」「睡眠をしっかりとる」「過度な運動は避ける」などが挙げられます。

＊流産の原因の多くは胎児側にある。

一方、流産とは、妊娠22週未満に子宮内の赤ちゃんが育たずに亡くなってしまったり、流れ出てしまったりすることをいいます。何らかの理由で妊娠を継続させることが困難となってしまい、妊娠が終わってしまいます。流産は２つに分類され、「人工流産」と「自然流産」とに分けられます。流産は全妊娠の約15～20％に起こると言われており、流産は妊娠12週未満の早期流産、妊娠12～22週未満の後期流産に分けられます。全体の9割は早期流産です。早期流産では母体側に原因がある場合が多いと思われがちですが、原因のほとんどは染色体異常などの不可避なものです。妊婦さんの行動やストレスなどが関係していることはほとんどありません。たとえ流産になってしまったとしても自分を責める必要はありません。

「早産・切迫早産」

＊体の機能が完成する前に生まれる。

早産とは、妊娠22～37週未満で出産をすることです。各器官・機能が未熟なまま赤ちゃんが生まれてくるため、多くは2500g未満の低体重児となり、NICU（新生児集中治療室）で治療を受けます。近年の医療技術の進歩によって、たとえ早く生まれたとしても、赤ちゃんが成長する可能性はかなり高くなっています。しかし時に、後遺症が残ってしまうという場合もあります。このような事態を避けるためにも、妊娠中は特に生活リズムに気を遣い、心身共にリラックスした状態で過ごすことを心がけましょう。また、健診はしっかり受けるようにしましょう。

＊切迫早産は早産の危険がある。

一方で、早産しかけている状態が「切迫早産」です。もし切迫早産と診断されたら、医師の指示に従い自宅で、あるいは入院をして、早産の兆候がなくなるまで横になって過ごします。子宮頸管の長さ（子宮頸管長）を経腟超音波検査で計測し、子宮頸管長が短いという傾向にある方の場合も、早産への注意が必要となります。必要に応じて、子宮収縮抑制剤などによる治療が行われます。妊娠34週未満では赤ちゃんの肺が未熟なため自力で呼吸ができません。そのため、できるだけ妊娠の状態が継続するように治療を行います。自宅で過ごす場合には安静を心がけ、症状を感じた場合には必ず病院へ行きましょう。

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