【産後・痩身・産後骨盤】妊娠中のお腹の張りと痛み｜所沢のママへ

2018/01/26

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本日は妊娠中のお腹の張りと痛みについてのお話です。

妊娠の時期によってお腹の張りやすい場所には違いがあります。また、多少の個人差もあります。妊娠初期には下腹部が張りますが、お腹が大きくなってくるにつれてお腹全体が張るようになってきます。張りの感じ方には「締め付けられる感じ」、「お腹の中にボールが入っているような感じ」、「キュッとかたくなる感じ」「生理痛のような痛みがある（妊娠初期にみられる）」など様々あります。赤ちゃんが元気に動かしている足が当たり、お腹の片側だけが張る場合もあります。

＊お腹の張りは子宮収縮のせい？

お腹の張りはの原因のひとつは、子宮の収縮によるものです。誰でも腕で力こぶを作ると、腕の筋肉が収縮して固くなりますよね。子宮も筋肉でできているため、収縮が起こるとお腹が固くなり張りを感じるのです。子宮収縮はなんらかの刺激や緊張、またはホルモンの作用などによって起こります。体を動かしすぎたり、長時間立ちっぱなしだったりすると、子宮収縮が起こりやすくなります。妊娠30週以降になると、ときどき子宮が収縮するようになります。これはお産の練習のようなものと考えられています。お産のときは、子宮が規則正しく連続して収縮することにより、赤ちゃんが子宮の外へ出てきます。子宮が出産の準備をしているのです。食事や排便のあとや、子宮が大きくなって、子宮を支えている靭帯がつった場合にも、お腹の張りを感じることがあります。すぐに症状が消えるものであれば特に心配はいりませんが、張りがどんどん強くなってくる、痛みや張りで立って入れない、などの場合は受診をしましょう。

―注意したいお腹の張りと痛みー

・妊娠初期

妊娠初期から中期の22週未満のお腹の張りや痛みで気を付けたいことは、流産や切迫流産です。また、突然のお腹の激痛と出血を伴う場合は子宮外妊娠の可能性もあります。

・妊娠中期・後期

お腹が少しずつ大きくなってくると、お腹の皮膚が引っ張られるような張りを感じる人が多いようです。いつも同じ程度の張りの感じ方ならあまり心配はいりません。ですが、妊娠22～36週までに周期的な張りや痛みが出血とともにある場合は切迫流産の場合も考えられます。また、お腹がパンパンに張って、激痛と出血を伴うようなときは、「常位胎盤早期剥離」の恐れもあるため、受診を急ぎましょう。なお、妊娠37週以降に1時間に6回以上規則正しく張りが起これば、それは陣痛の可能性が高いと思われます。産院に連絡をしましょう。

※常位胎盤早期剥離とは…？

常位胎盤早期剥離（じょういたいばんそうきはくり）とは、正常位置（子宮体部）に付着した胎盤が胎児を娩出する前に子宮壁から剥離してしまう病態です。

常位胎盤早期剥離は妊娠高血圧症候群の人に多くみられ、全分娩の1％ほどに起こります。また、分娩を重ねるほど、高齢であるほど起こりやすいとされています。

＊お腹が張ったらすぐに休みましょう。

「シムスの体位」

お腹が張って辛い場合は、まずは横になるのが一番です。横向きに寝て、上になった方の足の膝を曲げる「シムスの体位」がおすすめです。足の間にクッションを挟んだり、抱き枕を使ったりすると楽です。それで症状が治まれば、特に心配はいりません。それでも治まらない場合には、次の健診を待たずに受診をしましょう。

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